読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

愚かなハッカーたれ、利口なエンジニアよりも

地方でフリーでプログラミングスキルで生きていく

志ある個人のメディアが報われる時

ネットメディア

DeNAのウェルクの問題で、この記事を読んで自分も同じ気持ちに。今こそ個人や少数で真面目に運営してきたメディアに光が当たるときなのかもしれない。

colopon.hateblo.jp

志がある個人が善意や社会貢献意識でメディアを運営し、その個人個人が同じジャンルや同じ地域でリアルとSNSでつながって、コミュニティになり新しい活動につながっていく。そういう流れができるといいなと思う。すでに実現できているところもあると思いますが。いずれにせよ、こういうことは企業ではなかなか難しい。

企業である以上、ライバル企業との競争に打ち勝ち、収益を上げ成長し続ける必要がある。DeNAの社長に対する質疑応答でもそういった話が出てきます。

DeNA守安氏「メディア事業に関する認識が甘かった」キュレ―ションサイト問題記者会見 質疑応答 - ログミー

1つ目は、DeNAはゲーム事業で大きく成長してきていたんですけれども、2012年くらいをピークにそこから業績自体が下がっていたというなかにおいて、「ゲーム事業も立て直す必要があるんだけれども、それ以外の新しい事業を作っていかないといけない」ということで、さまざまな新規事業にトライしてまいりました。
そのなかで、みなさまがご存知のものもあるかもしれませんが、comm(コム)とか、マンガボックスとか、Groovy(グルービー)とか、アプリゼミとか、さまざまな新規の事業を作ってきたわけですけれども、当社の期待通りに成長することがなかなか結果としては難しかった。
その状況で外部を見ますと、これも社名を出すのもどうかと思いますけれども、例えばメルカリとか、スマートニュースとかそういった外部のスタートアップが、我々の目から見ると非常に勢いよく成長しているということを感じておりまして、そのタイミングで今回の契機となったiemo、それからMERYというものと出会いました。

上場企業は株主もいるし立ち止まることは難しい。その縛りが道徳性を欠くようなことになりかねない。個人においてはそういった縛りがなく、極端な話、日々食えるということが最低のラインとなる。メディア作りは副業、日曜大工レベルでもいい。

だから個人が志を持ったメディアを作ることは容易である。メディアというとおおげさに聞こえるけど、土台はブログでもfacebookページでもいいのだ。要は自分の専門分野、興味のある分野で他の人にも有益な情報を提供し続けることができればいい。

特に地域の有益な情報はその地域に住む人でないと難しい。地域の開業医が地域のことと絡めて医療について書いたり、地域のフリーランスのライターが地域の特定ジャンルの情報発信をするようなことは、地域の人々にとって有益であり、かつ地域の人だからこそできる。企業ではペイしないだろうし難しいことだろう。

もちろん全くの無償ではモチベーションを保つのは難しい。しかしウェブであればAdSense、アプリであればAdMobなどでクリック報酬を得ることができるし、良いコンテンツだから人が集まり、その結果広告がクリックされ報酬を得ること、そして継続するモチベが続くことは何も悪いことではない。

逆に報酬型アフィリエイトは商品を売ることありきで、高単価な広告を選び、その上でメディアを作り、検索エンジンで上位に来させるといったテクニック重視になりがちである。だから広告単価が高い健康・医療系は質の低いコンテンツが検索エンジン上位を占めることになる。今回のウェルクの問題と同様である。

検索エンジンはロジックでサイトを評価することで公平さを保とうとしたが、顔が見えない相手から、収益を得ようとする人たちとのいたちごっこから抜け出せない。それに対して個人や小規模なメディアがリアルとSNSで繋がり広がる流れを作るには、信頼性や道徳性なしでは難しい。

Githubだってプログラマ1人1人がプログラムをコミットすることでコミュニティ化している。そこにあるのは自分たちがインターネットというコミュニティから受け取った恩返しや貢献の意識である。1人1人の善意が集まれば世の中を動かす原動力になりうる。

インターネットは善意のコミュニティで発展してきた。それを忘れないようにしたい。