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愚かなハッカーたれ、利口なエンジニアよりも

地方でフリーでプログラミングスキルで生きていく

Amazonによる配送ドライバーの激務化は日本だけの問題なのか?

以前から話題になっているこの問題。Amazonの宅配が増えすぎ、人手が足りておらず、配送ドライバーの仕事が過酷化している。

headlines.yahoo.co.jp

この問題に対して、これはAmazonの問題ではなく、ヤマトの問題ではないかという見方もある。人員不足を解決せず、現場の人間に仕事が増えた分の利益が還元されていない。すき家のワンオペ問題と同じく日本固有のブラック企業問題ではないかという見方だ。

以下、記事からの引用。

本来、荷物が多いことは、ドライバーにとってマイナスばかりではない。ヤマトでは配送件数に応じた「業務インセンティブ」があるからだ。ただし、宅急便は1個20円ほど。仮に余分に50個運んでも、1000円ちょっとにしかならない。

そこで本場のアメリカはどうなのだろうとググってみた。するとやはりアメリカでも同様の問題が起きていて、ストライキもあるようだ。

www.aol.com

2016年11月の記事でタイムリーな話題。以下、原文から引用。(翻訳はGoogle翻訳頼みの意訳です)

A pilot strike is threatening to ground flights carrying cargo for Amazon during the busy holiday season. About 250 pilots employed by ABX Air, a subsidiary of Air Transport Services Group Inc., went on strike Tuesday morning to protest alleged staffing shortages.

パイロットのストライキは、多忙なホリデーシーズンのAmazonの配送を脅かしている。ABX Airの約250人のパイロットが、ストライキで人手不足を訴えた。

The pilots say they are striking because they have been forced to work "emergency assignments" during contractually obligated time off as a result of alleged understaffing. 

パイロットたちは「緊急業務」として、契約上休暇と定められている時間も強制的に働かされていると言う。

他にも検索結果を見てみたけど、ホリデーシーズンの人員不足の話ばかりだった。通常の業務では日本ほど過酷な業務を強いられていなさそうである。またストライキを起こせない日本の労働者の立場の弱さは、ブラック企業問題に起因しているのだろう。

ちなみに最初に引用した「Amazon多すぎ」の記事中には、このような話もある。

国交省の調査(2014年)によると、宅配便の再配達率は19.6%。再配達1回目でも約4%が残る。
「みんな帰宅してから再配達の電話をかけてくる。だから夜の仕事はいつまでたっても終わらないんです。ヤマトの時間指定は午後9時までですが、その後も配達を続けています」

自宅で働いていて、ほぼ確実に受け取っている身からすると、20%近くの再配達率はあまりに高すぎると驚いた。これも日本固有の問題ではないだろうか。残業から帰ってきて不在届を見て連絡する、時間指定しても残業で帰れず受け取れない。これは利用者側も長時間労働を強いられているからだ。

だから利用者が利便性を求めたことだけが問題ではないだろう。利用者もまた長時間労働により時間の余裕がなく、それが再配達率を高めヤマトのドライバーも過酷な業務を強いられる。まさに負の連鎖である。

Amazonは人員不足の問題を配送業者の買収、ドローン技術で解決させようとしている。近い将来、人員不足問題は解決するかもしれないが、その時は現場の人間が職を失うことになるのではないだろうか。ドローンでは配達しきれない場所には人出も必要で、バランスが取れて業務改善されると良いのだが。

自分もAmazonを月に最低2回は使っている。毎月の定期便、パントリーで日用品を買うからだ。トイレットペーパーや調味料など定期的に買うことが決まっているものは宅配で効率化したい。おかげで仕事に集中できる時間が増え、売上が上がって納税額も増え、仕事を通じて社会貢献できるなら、利便性だけを享受しているわけではないはずだ。と思いたい。

自分にできることはできるだけ再配達にならないように受け取れること。実際、自分の再配達率は5%以下だと思う。ヤマトさんも午前中にいることがわかっているからか、時間指定しなくともだいたい同じ時間に来てくれます。ありがたや。