愚かなハッカーたれ、利口なエンジニアよりも

自我と距離をおきたいプログラマの日記

親の教育は子供の才能開花に影響しないのか?

最近話題の藤井聡太さんのご両親は表に出てこないなあと思ったら、将棋はされないそうです。母親も集中している時はじゃまをしないなど自主性に任せたそうです。また世に知られる天才棋士の親はみな将棋をしないとか。

blogos.com

そこで「超一流になるのは才能か努力か?」という本の中にあるチェスの話を思い出し、読み返しました。こういうときKindleはサクッと該当箇所が見つかって便利(笑)

超一流になるのは才能か努力か?

超一流になるのは才能か努力か?

 

この著者によるとチェスの強さとIQにはほとんど相関が見られず、それよりも練習量だという。IQが高い子供は早くルールを覚えて最初の頃は勝つが、彼らよりIQが低くともチェスにハマり、負けたことを悔しく思い、練習を繰り返したほうが最終的には強くなるという話だ。要は本人がハマるかどうかだと。リンク先の記事でも無理強いしても将棋は強くならないとある。

またこの本の中では、才能を研究していた心理研究者が、天才は教育で作れるという前提で、子供をトッププレイヤーにするために育て、実際に娘三人をそのように育てたという話もある。

しかし、この父親は才能を研究していた心理研究者であり、自然に興味をもたせることから計画的に行っていたようである。いわゆるスパルタ式で無理強いしたわけではなさそうだ。

日本人の9割が知らない遺伝の真実という本にも、才能開花は遺伝的資質と家庭外の環境で受ける影響のほうが大きく、親の教育はさほど影響しないのではないかとある。私もプログラミングに興味を持ったのは自発的なものである。

日本人の9割が知らない遺伝の真実 (SB新書)

日本人の9割が知らない遺伝の真実 (SB新書)

 

劣悪な環境で育つか、心理研究者など才能を引き出す方法について、人並み以上に熟知している特殊な親の元に生まるようなことがない限り、才能開花は本人が何にハマるかが重要なのかもしれない。なら親のすべきことは子供が夢中になっていることのじゃまをしないことで、藤井聡太さんの母親はまさにそのようにしたようだ。将棋ばかりしてないで勉強しなさい!って親ではなかったから、彼は早くに才能を開花できたのかもしれない。