愚かなハッカーたれ、利口なエンジニアよりも

地方でフリーでプログラミングスキルで生きていく

クラウドを駆使して個人でやりたいことをやり続ける働き方

私はフリーランスであるが、一応、法人=会社にしている。いわゆる一人社長会社。節税の面でいろいろ都合が良いことがあるので法人化しました。10年位前にフリーランス(この時は個人事業主)になった時、いつかは人を雇うんですか?と言われることもあったけど、当時から人を雇うことに興味はなかった。

人を雇うと給料を支払うために、常に仕事を取り続けなくてはならなくなり、結果、やりたくない仕事もやらざるを得なくなる。それは希望を持って入社した社員にとってもやりたくない仕事かもしれない。社員には取り決めた給料の金額を毎月必ず払わなければいけない。今月は仕事少ないから給料減らさせてとはいかない。

安定した収益を上げるために、今いる人材で収益が上がる仕事に偏りがちになる。結果、仕事内容も人材も固定化されていく。テクノロジーのような変化の激しい業界では、そこにハマった会社はいずれは淘汰されていくだろう。

アプリやウェブサービスはたくさんのユーザーを抱える規模になると、個人で運営は無理になり人を雇う必要も出てくるだろう。けれど、その先に何があるのだろうか?最初は楽しいかもしれない。ユーザーが増え、会社の売上が増え、社員の数が増え、その過程は胸躍るものがあるかもしれない。

けど、どこかで停滞が訪れるだろう。ユーザーの増加と共にシステムも巨大化していく。巨大化したシステムは改修が難しくなるし、重大な不具合が起きようものならユーザーは離れていってしまう。手に負えなくなった巨大システムの保守がメイン業務へと移行していく。当初の胸躍る感じはもうない。

そして新たなプレイヤーが現れる。より革新的なこと、もしくは巨大化し複雑化した既存のサービスをよりシンプルに再構築してリリースしてくる。そして彼らにユーザーを奪われ淘汰されてしまうのだ。サービスとはこういうものなのだ。1つのサービスに自分のステータスや人生にひも付ける働き方は、私には魅力的に思えない。だから人を雇う気もない。

ユーザーを抱えすぎず、強大化しすぎないシステムのアプリやサービスを、個人で生産し続けるほうが楽しい。並行して色々なことをやっていれば、1つのサービスがライバルに駆逐されたり、自分自身が飽きても、自分自身が淘汰されることはない。ただ、1つの事をやめるだけだ。

クラウドサービスやクラウドソーシングの環境が整うに連れ、ますます人を雇用する必要性や魅力を感じなくなっている。AWSは、今までならネットワークエンジニアが必要になる規模のサーバー運営を、個人でできるようになった。クラウドワークスやGengoのようなクラウドソーシングで、仕事の外注は簡単になった。個人でできる仕事の幅は広がった。

AdSenseやAdMobのようにサイトやアプリに貼るだけで広告収入を得る仕組みもある。宣伝広告もAdWordsfacebookで簡単に出せる。個人で食べていくに困らない収入を得る手段も整っている。

仕事のやりがいの継続、ライフワークバランス、自分の人生の充実度に重きをおいた時、やっぱり人は雇わず個人で働き続けるほうが楽しい。そして、そのように働くことのハードルがすごく低くなったと思う。