愚かなハッカーたれ、利口なエンジニアよりも

自我と距離をおきたいプログラマの日記

受動意識仮説は正しいかもしれないが、能動意識もあるのではないか

受動意識仮説によると、意識は脳が決定した行動を受動的に記録しており、何をするかの決定は無意識下の脳の決断によって行われているという。

とある脳科学の本で、このような話を読んだ。外界から入ってきた刺激は、脳で処理され、再び行動という形で外界へアウトプットされる。その過程を、in - outそれぞれ一方通行のように我々は考えがちである。しかし、実際はもっと複雑で外的刺激は脳の中でぐるぐるとループして処理されアウトプットされるのだと。

このように考えると脳の中に受動意識と能動意識の両方が混在し、それぞれの相互干渉によって行動が決定されると考えるほうが自然に思える。実際、体感的にもそのように感じる。

脳科学、心理学、仏教哲学などで自我にまつわる話を読んでいると、何らか行動を決定しうる意識が生まれた時、これは本当に自分の意識なのかという問いがつきまとうようになる。自分の意識が正しいものか疑うようになり、より思慮深くなる。そして、自分の意識を客観的に監視する俯瞰的な意識が生まれる。いわゆるメタ認知である。

私はメタ認知こそが能動意識であり、自我と呼べるものではないかと思う。そして受動意識に対して能動意識の干渉するようになり行動に影響を与える。その方が体感的にしっくりくる。